ネタバレありです!!!!!!!ネタバレを回避したい方、見ないようにしたい方は十分気をつけてください!!!!!!!
⚠️ここから先、ネタバレ注意⚠️
映画の道具やキャラクターなどを(抜けはあるかもしれませんが)一応全て記してあるので確認用や映画を見たあとに小説と簡単に照らし合わしたい場合などにも活用ください!追記する可能性あり。
・舞台
今作の舞台は、地球・宇宙・宇宙船の3つでした。
回想などでは4万年前の地球・惑星ムシーカが出てきました。
大体の映画では旅先のことがメインで描かれるドラ映画ですが、今回は現代の地球上での出来事がしっかり描かれてました。
現代なのでコンサートホールやイヤホン、街頭ビジョンなどドラではあまり言及されないものも積極的に言及されていました。
・ひみつ道具
オリジナル道具、原作道具含めかなり道具数が多い印象があります。
・原作道具
あらかじめ日記、タケコプター、
ムードもりあげ楽団、とりよせバック、
ロボッター、ほんやくコンニャク、どこでもドア、かべ紙ハウス、ネムケスイトール、ハッスルねじまき、メカ救急箱(メカのど飴)、技術手袋、
オモイデコロン、コエカタマリン、テキオー灯、
空気砲、名刀電光丸
・アニオリ道具
・今作オリジナル道具
運命の赤い糸、音楽家ライセンス、時空間チェンジャー
・道具(?)
マエストロハット、なりきり指揮棒(ただのカツラと棒)
音楽家ライセンスについて
レベルはビギナー、アマチュア、プロ、ヴィルトゥオーゾと達成ごとに上がっていく
楽器をキーホルダーみたいにして持ち歩ける(引っ張れば元の大きさに)
楽器と意思疎通できる
打楽器は楽器を変えることが出来る
・キャラクター
キャラクターもかなり多かったです。
●日常キャラ
ドラえもん、のび太、しずか、スネ夫、ジャイアン、出木杉、のび太のママ、のび太のパパ、のび太の先生、服部先生、主要キャラの両親
●映画キャラ
・ミッカ
明るい性格。歌うこと絵本を読むことが好き。のび太のことを「のほほんメガネ」と呼ぶ。地球交響楽では歌を担当。
・チャペック
ミッカのお世話係。ミッカと二人で暮らしてきた。ヴェントーの一番弟子であり正義感が強い。地球交響楽では作曲、指揮を担当。
・モーツェル
ピアノ型の可愛らしい言えに住んでいる。バッチのことを先生と呼び、丁寧な口調のムシーカロボット。地球交響楽ではクラリネットを担当。
・バッチ
電子音で喋っているが目覚まし時計を飲み込んでしまいジリリと声を出すようになった。モーツェルと一緒に住んでいる。地球交響楽ではティンパニを担当。
音楽家のバッハがモデル(実際にモーツァルトはバッハを尊敬している。)
・タキレン、パロパロ(毛むくじゃら)
地球交響楽の際にはバイオリンを担当。
滝廉太郎がモデル。
・ワークナー
指揮によって工場を動かしている。オペラのように歌うのが癖。
地球交響楽ではトランペットのソロを担当。
作曲家、指揮者のワーグナーがモデル。
・マエストロ・ヴェントー
地球交響楽ではコントラバスを担当。チャペックの師匠。ベートーヴェンがモデル。
・ミッカの双子の妹、クロマニヨン人の少年
4万年前に地球に送られた双子の妹。
・ミーナ=フォーゲル
ドイツから来た世界的歌姫。ミッカを信じて縦笛を預ける。
・地球交響楽
第一楽章 爽やかで小刻みの良いリズム
第二楽章 音楽会の課題曲とムシーカの歌を合わせる
最終楽章 フィナーレに向けて盛り上がる。
最後の音はのび太の「の」の音。
・歴代映画オマージュ!?
今作では歴代映画オマージュでは無いかと感じた点がいくつかありました。
○雲の王国「エッチ」
皆さんご存知、雲の王国で壊れたドラえもんが叫ぶエッチ!という名シーン、小説ではそのオマージュのような展開が書かれてました!読んでた私自身も思わず口元が緩んじゃいました。
○新恐竜「イナゴの缶詰!」
のび太の新恐竜で謎にドラえもんがたくさん取り出していた「イナゴの缶詰」、今作でも出てきますし、今回は地味に重要(?)なアイテムになってます!
○新魔界大冒険(道具ドミノ)
新魔界大冒険で旧作にはなかったポケットに入れられた石になったドラのびがひみつ道具をドミノのようにして動かし良い方向に導く演出、小説でも似たような演出が描かれました!
・原作ネタ!?
冒頭あるラジオのMCが「ペンネーム、フニャコフニャオさんからのリクエストです」と言っていましたが…、原稿サボって何やってるんですか!?
・制作陣ネタ!?
冒頭に登場した音楽の服部先生、服部先生とはおそらく映画ドラえもんで音楽を担当されている服部隆之さんからきた名前だと考えられます!地味に制作陣ネタも昔から続く映画ドラの定番の1つなので見つけた時に少し嬉しくなっちゃいました♪
・昨年の映画との繋がり
昨年の映画では未来の賞金取りのマリンバが登場しましたが、今年は楽器のマリンバが登場します。それだけでなく音を閉じ込める「吸音機」が空の理想郷にはあるなど繋がりがありそうです。今井監督の映画は宝島で南極カチコチの衣装を着させてたり、新恐竜でルカの帽子やムービットの人形があるなどしているので昨年の映画の小ネタはありそうですね。
・全体的な感想
この映画は映像にした際の演出、映像、音楽でかなり変わると思います。小説を眺めた感想では歴代トップを見込める出来栄えも秘めているし、その逆になる可能性もあります。なので神作とも悪い作品とも言えない感じですね。でも小説を読んで楽しめたこと、読んで映画を見ることがさらに楽しみになったこと、今まで見てきたミッカやチャペックに親近感が湧いたことは紛れもない事実なので楽しみに待ちたいと思います!!